仮想マシンを使用して、Linuxを触ってみよう 4

仮想マシンを構築してLinuxをインストールするまで説明してきました。

  

今度は、作った仮想マシン と 仮想スイッチ の間に仮想ルータを設置してみましょう。

完成イメージは下記のとおりです。

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図より、仮想スイッチは A と B の2つが必要となりますので、まだ作っていない仮想スイッチBを作っておきます。

 

プライベート用の仮想スイッチを作成

仮想ルータはネットワークOSによって実現するため、仮想マシン(ネットワークOS) と 仮想マシン(Linux) の間の通信のための仮想スイッチB を作ります。

仮想スイッチの どの種類の仮想スイッチを作成しますか というところで、"プライベート" を選択して作成します。

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仮想仮想ルータ用の仮想マシンを作成

仮想ルータは、ネットワークOSを用いて実現します。そのOSをインストールすための仮想マシンを作成します。

仮想マシンの作成方法は、下記をご参照ください。

 

server-engineer.hatenablog.com

 

仮想マシンにネットワークOSをインストー

ルータの機能を実現するために、ネットワークOSを使用します。今回インストールするネットワークOSは、「 VyOS 」となります。

 

Wikipediaから引用

オープンソースで開発されているネットワークOSである。主にソフトウェアルータとして運用されるDebian GNU/Linuxを基板として開発されている。

 

VyOSのホームページ の Downloads -> Stable Version を選んでインストールDVDのISOファイルをダウンロードします。2017.04.08現在の最新は 1.1.7 となります。

仮想マシンのDVDドライブ設置で、イメージファイルのパスを上記でダウンロードしてきた VyOS のインストールDVDイメージに設定し、仮想マシンの起動を行うと、以下のような画面が表示されます。

 

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数秒間放置か、ENTERを押すと起動が始まり、ログイン入力を聞かれますので、上記の通り User名 : vyos、 Password : vyos でログインします。

 

ログイン後、 "install image" というコマンドを実行するとインストールが始まります。

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設定内容に聞かれますが、
ハードディスクをすべて消しますか? と パスワードは?
という質問以外は、デフォルトで問題ないです。

 

インストールが完了すると、以下のような画面となります。

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"poweroff" コマンドを入力して、仮想マシンのシャットダウンをします。

 

その後、仮想ルータ用の仮想マシンの設定を変更します。

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上記の通り、ネットワークアダプターを2つ追加し、外部用とプライベート用の仮想スイッチを設定して、起動します。

 

ログイン後に、"ip a"と入力すると、2つのNICが認識されていることがわかります。

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仮想ルータの設定

必要なものはすべて準備できましたので、あとは設定だけです。設定後のイメージは下記のとおりです。

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※192.168.10.1 に DNSサーバあり

 

ルータの設定編集モード

$ configure

 

定の保存(編集モード中)

# commit
# save

 

設定(編集モード中)

# set ***

*** に設定したい内容を入れます

 

削除(編集モード中)

# delete ***

*** に削除したい内容を入れます

 

確認(編集モード中)

# show ***

*** に表示したい内容を入れます。何も入れない場合、すべての設定情報が表示されます

 

編集モードの終了(編集モード中)

# exit

 

必要な設定は以下の通りです。

# set service ssh port 22

# set system time-zone Asia/Tokyo
 
# set system name-server 192.168.10.1
# set system gateway-address 192.168.10.1
 
# set service dns forwarding cache-size 0
# set service dns forwarding listen-on lo
# set service dns forwarding listen-on eth1
# set service dns forwarding name-server 192.168.10.1
# set service dns forwarding system
 
# set interfaces ethernet eth0 address dhcp
# set interfaces ethernet eth1 address 10.10.0.1/16
 
# set nat source rule 10 outbound-interface eth0
# set nat source rule 10 source address 0.0.0.0/0
# set nat source rule 10 translation address masquerade

DNSサーバがあるので、eth0 に ‘dhcp’ を設定しています。

 

また、上記設定より VyOS の sshデーモンが起動されますので、teraterm等でVyOSにログインすることもできます。

 

上記設定が完了した後に、仮想マシン(Linux)のレガシネットワークアダプターの仮想スイッチを プライベートの方に設定して、起動し、IPアドレスを設定後のイメージ通りにすれば、完了です。

 

(やっと完了~~)

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